奥の院表参道一の橋から弘法大師御廟まで続く参道は約2kmもあり、静けさもまして弘法大師のご利益のパワーを感じ取れます。
参道沿いには織田信長や武田信玄、豊臣秀吉…など誰もが知っている名高い戦国武将など約20万基のお墓や墓碑、お地蔵様などが数多く並んでいます。
しかしそこには教えてくれないと誰も分からない、四国八十八ヶ所霊場をお参りしたのと同じご利益を授かることができる場所があるんです。
奥の院の四国八十八か所
一の橋から歩いて10分ほどでしょうか、弘法大師御廟に向かって右側に毎日新聞5代社長 本山彦一のお墓があるのですが、その横の狭い脇道を入って行くと四国八十八箇所霊場のご本尊様と同じお地蔵様にお会いすることができます。
四国八十八箇所のご利益
この場所は表参道より離れているのであまり知られていないようですが、四国八十八箇所といえば弘法大師・空海が人々の災難を除くためにと開いた霊場で、そこをお参りすると煩悩が消え、願いが叶うと言われています。
また、八十八ヶ所を全て巡礼し終わると結願成就となり、その後ここ高野山奥の院をお参りをすることで満願成就となります。
しかし、四国八十八箇所は全てを廻るとなると1400kmにも及ぶ道のり、何らかの理由で周ることのできない人もいるでしょう。
そんな方のためにと、奥の院には四国八十八箇所をお参りしたのと同じご利益がいただけるスポットがあるのです。
ここには各札所霊場のご本尊と同じ仏像が並べられていて、一つ一つ丁寧に参詣することによってお遍路参りをしたことになり弘法大師の功徳が得られます。
ちなみに別格本山の持明院にも、ここと同じように四国八十八ヶ所をお参りしたのと同じ御利益を授かることができる「四国八十八所霊場石仏お砂踏場」というのがあります。
奥の院の八十八ヶ所の場所
※高野山の四国八十八箇所をGoogleMapで確認するときはこちらをクリック
この四国八十八箇所の場所が分からない方が多いようなので表参道のどの辺りにあるのか紹介します。
とは言っても、管理人もまだ行ったことがないので正確な位置まではお伝えできませんのでよろしくお願いします。
さて、先程も言ったように奥の院四国八十八か所がある裏道への入り口は一の橋から10分ほど歩いた場所にあります。
目印は御廟に向かって右側にある紀州初代藩主徳川頼宣とお隣の毎日新聞5代社長 本山彦一のお墓です。
紀州初代藩主徳川頼宣と毎日新聞5代社長 本山彦一のお墓の間にある細い脇道、ここを入っていけば奥の院の四国八十八箇所へと行くことができます。
ただし、ストリートビューではその先には行けないのでどうなっているのか見えず残念です。
表参道一の橋観光案内所には「高野山奥の院の墓碑をたずねて」という、参道にある墓碑の詳細な地図が100円で売られています。
これを見ながら毎日新聞5代社長 本山彦一のお墓と紀州初代藩主徳川頼宣墓碑(紀州(初代)南龍院供養塔)との間にある細い道を進んで下さい。
四国八十八箇所があると思われる部分を拡大したのが下になります、ご参考にしていただければと思います。
奥の院の四国八十八箇所のYoutube動画
最近、Youtubeにアップされていましたので追加しておきます。