慈尊院の歴史について
高野山のお膝元となる九度山にある慈尊院(じそんいん)は、弘法大師空海の母公がご本尊弥勒菩薩とともに晩年を過ごしたお寺で、今では女人高野として女性に信仰が厚く参詣される方が後を絶えません。
もともとこの地は、空海が高野山開創の時に高野山の表玄関として伽藍を創建し、庶務を司る政所(まんどころ)が置かれたところで冬の間の修行場や宿所などがありました。
空海の母公は高野山を一目見ようと訪れたのですが女人禁止の高野山へは入れず、ここで弥勒菩薩を厚く信仰し入滅されるまでの晩年をお暮らしになりました。
弘法大師は自ら彫った弥勒仏(木造弥勒仏坐像)と御母公の御霊をお祀りすべく弥勒堂を建て安置されました。
なお、慈尊院の由来は弥勒菩薩の別名からきています。
慈尊院の弥勒堂は世界遺産に登録され、ご本尊の木造弥勒仏坐像(弥勒菩薩)は国宝に指定されており二十一年に一度だけ御開帳されます。
平成27年にご開帳されたので次回は平成48年の2036年になりますかね、計算間違いがなければ…
慈尊院へのアクセス
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慈尊院
〒648-0151 和歌山県伊都郡九度山町大字慈尊院832
☎0736-54-2214
参拝時間:8:00~17:00
駐車場:山門入り口近くにあり(大型バス、乗用車)
電車:九度山駅より約1.5km、徒歩で15分、タクシーで8分
アクセス
慈尊院周辺の見どころ
九度山はNHKの大河ドラマで人気になった真田昌幸、真田信繁(幸村)ゆかりの地でもあります。
近くには二人が蟄居した真田庵や真田ミュージアム、道の駅などがあるので時間が許すなら回られてみてはどうでしょう。
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