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高野七不思議『玉川の魚』

弘法大師・空海の御廟が位置する奥の院には、玉川という名の小川が流れています。この川の上には、弘法大師御廟への入り口を示す御廟橋が架けられています。

玉川には空海に関連する伝説が伝わっており、高野七不思議の一つとして知られています。
出典:旅紀行じゃぱん

奥の院にまつわる玉川の伝説


出典:高野町役場

玉川(たまがわ)は、高野山の霊峰である揚柳山(ようりゅうさん)から湧き出る神聖な川であり、水行が行われる禊(みそぎ)の場としても知られています。

その玉川の岸辺で小魚を捕まえ、串に刺して焼いて食べようとしていた山男が、お大師さまに見つかりました。

お大師さまはその山男から小魚を買い取り、玉川の清流に放つと、魚は生き返り、元気に泳ぎ出しました。

この光景を目の当たりにした山男は、殺生の罪を悔い、以後魚を捕ることをやめたと言われています。

それ以来、玉川に生息する小魚には串を刺したような斑点が現れ、現在でも山内の人々は小魚を捕まえて食べることはないそうです。

この小魚は今も玉川を泳いでおり、注意深く観察すれば斑点を見つけることができるかもしれません。

高野の七つの不思議

高野山には、七つの不思議な伝説が伝わっています。

今回ご紹介した『奥の院の玉川の魚』に加え、残りの六つもございます。

これらについては、今後の機会にお話ししたいと考えております。

なお、高野の七不思議は以下の七つです。

高野にハブなし
高野に臼なし
姿見の井戸
高野の大雨
玉川の魚
杖ヶ藪
かくばんざか

この中には、少々恐ろしい伝説も含まれています。

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