高野山の夏と言えばご先祖様の御霊を供養する万燈供養会(まんとうくようえ)、通称、ろうそく祭りと呼ばれる行事が8月13日のお盆に執り行われます。
ろうそく祭りは、奥の院表参道一の橋から弘法大師御廟までのおよそ2kmの参道の両側に約10万本ものろうそくが灯される幻想的な行事で、今では観光客も参加をする有名な行事となっています。
万燈供養会とは?
万燈供養会(まんとうくようえ)とは、先祖をはじめ奥の院にねむる全ての御霊の供養をする行事で、一の橋から弘法大師御廟までのおよそ2kmの参道両端にろうそくが灯されることからろうそく祭りとも呼ばれています。
午後7時よりろうそくの火が灯され、午後8時には奥の院燈籠堂にて万燈供養会の法要が厳かに執り行われます。
観光客も含めた参詣者の手によって灯されたろうそくの灯りは約10万本とも言われていて、夜の奥の院はよりいっそう幻想的に雰囲気に包まれます。
ろうそく祭り
午後7時~8時30分まで(一般参加可)
万燈供養会
午後8時より、奥の院燈籠堂にて営まれます。
一般人の参加方法
ろうそく祭りは午後7時よりはじまります。
一般の人の参加も可能で、奥の院一の橋に受付のテントが張られ無料でろうそくが配られます。
周辺はかなり混雑するので、できるだけ徒歩か公共の交通機関を利用して下さい。
もし車で行かれる方は、中の橋駐車場には夜店が出るため2階部分にしか止めることができませんので注意して下さい。
万燈供養会の問い合わせは下記の高野町役場まで。
〒648-0281
和歌山県伊都郡高野町大字高野山636番地
高野町役場
Tel:0736-56-3000(代)
Fax:0736-56-4745
ろうそく祭りを見るなら高野山で宿泊
ろうそく祭りは夜の行事なので高野山で泊まって参加することをおすすめします。
しかし、最近はこのろうそく祭りに参加したい観光客が増えてきたのでかなり早めに予約をしないと取れないようです。
ご参考までに、高野山にある52すべての宿坊と旅館などのページを紹介しておきます。
高野山で宿泊と言えば宿坊、でも予約が取れないときは?
高野山はお寺の町、泊まるところと言えば52のお寺にある宿坊という宿泊施設です。
その中でも私達のような一般の人が泊まれるところは50くらいとなっています。(檀家さんしか泊まれないところがあります)
しかし、万燈供養会ろうそく祭りとなると高野山でも有名な行事の一つとなっているので、かなり前より予約をしないと空いていないようです。
高野山には宿坊の他に数少ないながらも旅館やゲストハウスがありますが、それらもすぐに満室になるみたいです。
万燈供養会ろうそく祭りを見たいけど宿坊の予約ができない、そんな時は高野山周辺の宿泊施設に泊まるしか方法がありません。
管理人がろうそく祭りに近い日で調べたところ高野山周辺ならまだ空きは見つかるようなので、どうしても見に行きたい参加をしたい方は次のホテルや旅館などをあたってみて下さい。
九度山町のホテルや旅館
高野山まで車で約30分、電車で高野山駅まで7駅。
橋本市のホテルや旅館
高野山まで車で約40分、電車で高野山駅まで10駅。
宿泊施設は上記以外にもあるけど…
九度山町や橋本市の周辺にも宿泊施設はありますが、駅から遠かったり乗り換えが必要だったりするので、ろうそく祭りを見に行くには不便かと思って載せませんでした。
車なら距離的に行けると思いますが、ご参考程度にご覧ください。
管理人からのワンポイントアドバイス
萬燈供養会は高野山の中でも最大の行事で、ろうそく祭りは一般の人も参加できるため参加者が増えてきています。
そのため、当日の宿坊はどこも満室状態で、唯一の旅館やゲストハウスなども泊まることが厳しくなっています。
管理人もちょくちょく宿坊の予約状況をみていますが、半年前でも空きが少ない状態なので、行きたいと決めたらまずは宿坊の予約をしたほうが懸命です。
麓のホテルに泊まることも紹介しましたが、当日はかなり混雑します。
車だと近くの駐車場にはまず駐めることができないので電車で行くことになりますが、時間が午後7時からなので帰りの時刻表と確認して予定を立てて下さい。