高野山には参詣者や観光客が宿泊できる宿坊が52もありますが、宿坊では珍しい洋室があるのが総本山金剛峯寺の近くにある普門院(ふもんいん)です。
ベッドがあると言ってもビジネスホテルみたいなものじゃないですよ、部屋は観光ホテルかと思うくらいの広さと豪華さを備えていますし、お風呂はないですが全室に洋式トイレが備わっています。
畳は苦手なのでベッドがいい、宿坊で泊まるのはちょっと…という方にはピッタリの宿坊です。
本当に宿坊!?超豪華な普門院のベッドルーム竜胆(りんどう)
※普門院公式サイトのキャプチャ画像(竜胆の間)
凄いでしょ、セミダブルのベッドが2つある洋室と10畳もある和室に37インチのテレビまであるんですよ、まるで観光ホテル並みのお部屋です。
画像の部屋は竜胆(りんどう)なんですが、もちろん、普門院の全ての部屋がこんなベッドルームじゃありません。
この豪華な竜胆の間は洋室と和室のつながったスイートルームとなっていて1室のみ、お値段もご想像どおりちょっと高くて2人で泊まると1人33000円(繁忙期などは+1000円)となっています。
でも、和室をいれて2部屋あるので、5人で泊まると1人22700円とかなりリーズナブルになるので、家族や友人などと一緒に泊まるのにいいでね。(最低2人の予約)
ちなみに、特別室とあって部屋からは美しい庭園をパノラマで眺められたり、総ヒノキのお風呂が貸し切れたりします。
リーズナブルなベッドルームの部屋
先ほどの竜胆は豪華すぎてお値段も高かったし2人以上からの予約でしたが、これから紹介する部屋は同じように特別室になりますが1人から(2人まで)でも泊まることができるリーズナブルなベッドのある洋室になります。
どの部屋からでも美しい庭園を眺めることができますよ。
ツインベットの洋室+4畳の和室がある桔梗
竜胆と同じようにセミダブルのベッドが2つありますが、4畳の和室が同じ部屋の中にある桔梗は1人で泊まると35000円とちょっと高いですが、2人で宿泊すると1人25000円と安くなります。
ツインベッドなので1人で泊まるには勿体ないですが、2人なら言うことなしですね。
高野山の宿坊は10000円くらいで泊まれるところもありますが、どこも昔の宿坊とは違ってリニューアルしたりして施設が新しくなって20000円前後はするので、特別室でありながらこの価格はリーズナブルなほうじゃないでしょうか。
ツインベッドの洋室のみの山吹と紫陽花
山吹(やまぶき)と紫陽花(あじさい)の部屋は同じ間取りで、セミベッドが2つある洋室です。
もちろん、窓からはパラノマサイズの美しい庭園を眺めることができます。
この部屋は1人で泊まると28800円、2人で宿泊すると1人あたり23800円となっていますから、特別室にしては安いほうだと思います。
少し狭いがツインベッドの水仙
水仙(すいせん)の部屋はセミダブルが2つある洋室で、少し狭いのでちょっとした普通のホテル並みと言ったところでしょうか。
とは言っても特別室なので、部屋からは同じように美しい庭園が見れるし貸切風呂の利用もできます。
宿泊費は1人だと22600円、2人で泊まると1人あたり18500円とかなりリーズナブルなので、畳の部屋は苦手という方はこの水仙の部屋で泊まるといいでしょう。
他の部屋は?
普門院には先ほど紹介した洋室の特別室の他に、12畳もある新造(しんぞう)という和室や8畳の和室が2間続きの書院(しょいん)という和室がそれぞれ1部屋づつ、新客殿(しんきゃくでん)という10畳の和室が9部屋あります。
和室の部屋にはトイレがないですが、新客殿なんかは10畳もあるのに1人で泊まって14400円、かなり贅沢ですよね。
ベッドルームの特別室をはじめ、宿坊の予約は普門院公式サイトか下の旅行サイトからできます。最近は観光客が増えたため宿坊の予約は早めにしたほうが良いみたいですよ。
管理人のワンポイントアドバイス
高野山の宿坊の中でベッドの部屋があるのお寺は限られています。
しかも、どの宿坊もベッド付きの部屋は特別室扱いで他の部屋よりも高くなっています。
普門院はそのような宿坊の中でも比較的リーズナブルな方だと思います。
高野山に宿坊が52も残されています。他の宿坊も見たい方は下記のリンクからどうぞ。