高野山は四国八十八箇所巡礼のお礼参りだけではなく、西国三十三箇所巡礼のお礼参りに訪れるところにもなっています。
ちなみに、 西国三十三箇所というのは近畿2府4県と岐阜県にある観音菩薩の霊場で、番外霊場として3つ、さらに結願後は長野県にある信州善光寺にお礼参りをします。
しかし、高野山金剛峯寺の奥の院を含めた4つのお寺が番外霊場にもなっていて、善光寺を含めたこの5つのお寺の中からお礼参りをすればいいとも言われています。
西国三十三箇所1番札所那智山青岸渡寺 出典:トリップアドバイザー
西国三十三箇所は33ヵ所と番外の3ヶ所、最後に信州の善光寺の合わせて37ヵ所をお参りすることになります。
ただ、下の4ヶ所も番外霊場として含まれる場合もあって、信州の善光寺を含んだ5つの中から一つ選んでお礼参りをすればいいという説があるんです。
だから、どうしても高野山にお礼参りをしなければいけないというものではなくて、どこでもいいし何ヶ所巡ってもかまわないのです。
- 高野山金剛峯寺の奥の院
- 比叡山延暦寺の根本中堂
- 奈良の東大寺の二月堂
- 大阪の四天王寺
でも、せっかくですから高野山もお礼参りに入れてはどうでしょうか?
というのも、新西国三十三箇所の6番札所として宝亀院があります。
その宝亀院は弘法大師のお衣を染める時の井戸があるお寺で「御衣寺」とも呼ばれています。
西国三十三箇所は観音様を信仰する霊場ですが、実は日本の霊場札所の起源となっています。
高野山の奥の院には四国八十八箇所を巡ったのと同じ御利益のいただける場所もあるので、西国三十三箇所のお礼参りを兼ねて行かれてみてはどうでしょう。