高野七不思議の一つとして知られる伝説に、奥の院表参道に位置する姿見の井戸に関する物語があります。この井戸は一見すると普通の井戸のように見えますが、実は恐ろしい言い伝えが秘められています。
姿見の井戸に関する伝説
姿見の井戸は、表参道一の橋から約10分ほどの距離にあり、中の橋を渡った直後の左手に位置する汗かき地蔵を祀るお堂の右側に存在します。
この井戸には恐ろしい伝説があり、井戸の中を覗いて自分の顔が映らない場合、三年以内に命を落とすとされています。
勇気のある方は、奥の院を訪れた際にぜひ覗いてみてください。
ただし、その後の出来事については一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
このように恐ろしい伝説がある一方で、姿見の井戸にはもう一つの言い伝えも存在します。
この井戸は別名薬井とも呼ばれ、昔の人々はこの水で目を洗うことで、どんな眼病も瞬時に治癒したとされています。
恐怖の井戸として高野七不思議の一つに数えられていますが、お大師さまが掘ったとされるこの井戸には、実際にはご利益があるのではないかと思われます。
中の橋周辺のストリートビューと地図情報
※姿見の井戸をGoogleMapで確認するときはこちらをクリック
この橋を渡った後、すぐ左手に位置するのが汗かき地蔵のお堂です。
そのお堂のすぐ右側には姿見の井戸があります。
一の橋観光案内所で販売されている『高野山奥の院の墓碑をたずねて』という地図を参照しながら進むと、道がわかりやすくなります。