四国から高野山へ行くのに利用することが多い南海フェリーの和歌山港や大阪方面、奈良方面、三重県の伊勢神宮方面や和歌山県内の白浜温泉方面などから車で行く場合のアクセスを紹介します。
土日や祝日、連休などに高野山へ車で行くときは混雑しているので、別ページの駐車場情報も合わせて見ておいてくださいね。
和歌山港からの高野山までのアクセス
四国から高野山へ行くのに利用することが多い、徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーの和歌山港から高野山までのルートです。主に、紀の川北岸を通る京奈和自動車道のルートと国道24号線のルートがあります。
どちらも渋滞がなければ1時間30分ほどでほとんど変わりませんが、やはり信号がなく渋滞の心配をしなくていい京奈和自動車道ルートがおすすめです。
紀の川北岸の京奈和自動車道ルート
和歌山港→和歌山I.C→阪和自動車道→和歌山JCT→京奈和自動車道→かつらぎ西I.C→国道24号→国道480号→高野山
距離:約63km 時間:約1時間30分
フェリーが着く岸壁からは突き当りのフェリー前交差点を左折して県庁方面へ走ります。
あとは道なりに県道16号から県道138号へ、和歌山城を横目に県道145号へと進むと途中から国号24号線に変わります。
その国道24号を暫く走り和歌山I.Cから阪和自動車道にのって大阪方面(右方向)へ、和歌山JCTで京奈和自動車道(岩出・橋本)に入ります。
和歌山JCTから20km弱、およそ17分ほどのかつらぎ西I.Cから県道125号(国道24号)方面へと道路標識に従って進み突き当りの三叉路の県道125号を左折、丹生都比売神社方面へと走ります。
道なりに暫く進むと高野(国道480号)の道路標識が見えてくるのでそのまま直進、しばらく走り四差路の「笹田東交差点」を右折して高野(国道480号)の西高野街道に入ります。
後は道路案内にしたがい道なりに「高野・龍神(高野町街)」方面へとひたすら走れば、先程の「笹田東交差点」から約20km、およそ30分で高野山の入り口「大門」に到着です。
麓から高野山までの国道480号線は道路が整備されて道幅が広いのですが、カーブが多く観光バスがかなり走っているので十分注意して運転してください。
紀の川北岸の国道24号線ルート
距離:約57kn 時間:約1時間30分
和歌山港→国道24号→国道480号→高野山
信号がない京奈和自動車道(国道24号)ルートより少し遅くはなりますが、国道24号線をひたすら走っても渋滞がなければスムーズに到着できます。ただし、飛ばし過ぎに要注意、スピード違反の取締を所々でやっています。
和歌山港から国道24号線までは京奈和自動車道ルートと同じですが、和歌山I.Cで阪和自動車道には上がらずそのまま国道24号線(和歌山バイパス)を直進してひたすら東へと走ることになります。
和歌山I.C前からおよそ28km、約40分ほど走った「笹田駅前交差点」を右折して高野方面(西高野街道)に入ります。
後は道路案内にしたがって道なりに国道480号を「高野・龍神(高野町街)」方面へと走れば、笹田駅前交差点からおよそ22km、30分ちょっとで到着です。
麓から高野山までの上りはカーブが続く道で、乗用車や観光バスもかなり走っているので運転には十分に注意してください。また、車酔いをされる方は酔い止めを飲んでいないと途中で気分が悪くなるかもしれません。
高野山には旅館やホテルなどの宿泊施設がかなり少ないので、宿泊を考えているならお寺にある宿坊という宿泊施設で泊まれます。写経や阿字観、朝の勤行などの貴重な体験ができるので前もって調べておくといいでしょう。
宿坊では高野山ならではの精進料理を堪能することができます。
大阪方面からのルート
大阪方面からだと、混雑の少ない湾岸線経由のルートがスムーズに走れると思います。
東大阪に近い方は阪和自動車道経由の方がいいかもしれません。
阪神高速4号湾岸線経由のルート
所要時間、約1時間40分
阪神高速4号湾岸線→りんくうJCT→関西空港自動車道→泉佐野JCT→阪和自動車道→京奈和自動車道→かつらぎ西I.C→県道125号→国道480号→高野山
一般道を走らずに行けるのですが、距離的には遠回りとなってしまいます。
時間は渋滞などがなければ2時間くらいで高野山に到着できます。
阪和自動車道(均一区間)経由のルート
所要時間、約1時間50分
阪神高速14号松原線→松原JCT→阪和自動車道(均一区間)→高速岸和田和泉I.C→ 府道230号→国道480号→高野山
高速岸和田和泉I.Cで府道230号に下りてから国道480号までが少しややこしいですが、渋滞がなければ湾岸線経由とほとんど変わらない2時間弱で高野山に到着できます。
もし、東の方に住んでいる方で橋本市方面から行くなら、橋本市から先は国道371号ではなく国道370号を利用してください。国道371号はかなり狭い道が連続するのでおすすめできません。
奈良方面からのルート
奈良方面からは京奈和自動車道を利用して、およそ2時間で高野山まで行けます。
京奈和自動車道経由のルート
所要時間、約2時間
国道24号→京奈和自動車道→紀北かつらぎI.C→国道24号→国道480号→高野山
国道24号をひたすら走り橋本市を目指すのですが、橋本市から高野山までは国道371号ではなく国道480号か国道370号を利用して下さい。
この地図では紀北かつらぎICで下りていますが、手前の橋本ICで下りて国道371号から国道370号に入り高野山へ行けます。
途中の九度山町を観光するなら橋本ICで下りてください。
有田方面からのルート
有田みかんで有名な有田市方面からは、山道ルートの国道370号か国道480号がありますが、慣れない道は不安だと思う方は時間的には短い、和歌山市内に抜ける方が道も広くて安心です。
京奈和自動車道経由のルート
所要時間、約1時間40分
阪和自動車道→和歌山JCT→京奈和自動車道→かつらぎ西I.C→県道125号→国道480号→高野山
国道370号経由のルート
所要時間、約1時間50分
国道370号→国道480号→高野山
白浜方面からのルート
和歌山と言ったら、白浜温泉や可愛いパンダのいるアドベンチャーワールド。
そんな白浜方面から高野山までは車でおよそ2時間30分ほどかかります。
国道424号経由のルート
所要時間、約2時間35分
南紀白浜I.C→京奈和自動車道→みなべI.C→国道424号→国道371号(龍神街道)→高野山
県道29号経由のルート
所要時間、約2時間30分
県道33号→県道29号→国道371号(龍神街道)→高野山
国道311号経由のルート
所要時間、約2時間30分
国道311号→国道371号(龍神街道)→高野山
距離があるしカーブの多い道のりを走らないと行けないので、事故のないように途中で休憩しながら走ってください。
龍神街道と呼ばれる国道371号沿いの途中には龍神温泉があり、ここは日本三美人の湯として有名なので時間があれば休憩がてらに一風呂浴びるのもおすすめです。
伊勢方面からのルート
お伊勢参りのついでに高野山へ、パワースポットを参詣する人も多いです。
遠回りにはなりますが時間的に短いのは名阪国道から京和奈自動車道を走るルートで、3時間30分弱で着くことができます。
名阪国道~京奈和自動車道のルート
所要時間、約3時間20分
伊勢西IC→伊勢自動車道→関JCT→名阪国道→郡山下ツ道JCT→京奈和自動車道→紀北かつらぎIC→国道25号→国道470号→高野山
国道166号経由のルート
所要時間、約3時間30分
国道368号→国道166号→五条北I.C→京奈和自動車道→紀北かつらぎ→国道25号→国道470号→高野山
国道368号経由のルート
所要時間、約3時間45分
国道368号→国道369号→大和田高田バイパス→新堂ランプ(交差点)→京奈和自動車道→紀北かつらぎ→国道25号→国道470号→高野山
紀ノ川沿いの麓から高野山までのルート
麓から高野山まで車で行くには主に3つのルートがあります。
どのルートも国道になっていますが、何も知らずに安心していくととんでもない目に合う道もあるので注意が必要です。
一番広くて安心して走れるのは国道480号のルートです。
かつらぎ町から国道480号のルート
片側1車線で大型バスも通行できる、高野山まで車で行くのに一番安心して運転ができるルートです。
もし、遠回りになっても国道480号を走ることをおすすめします。
国道480号線のストリートビュー画像
高野山までの上りの道も拡張工事でほぼ片側1車線になっているので安心して対面通行できますが、非常にカーブが多いので運転には注意が必要です。
特に雪がふるシーズンには凍結や積雪になるので冬の備えは絶対に欠かすことができません。
橋本市から国道370号のルート
国道370号線には途中の九度山町に真田昌幸・幸村親子でお馴染みの真田庵や真田ミュージアム、慈尊院などの観光スポットがあります。
慈尊院(じそんいん)は空海が高野山開山のときに創建し、空海の母君が晩年を過ごしたお寺です。本来はここを参拝してから行くのが正式な参詣道なので、時間に余裕があるならば慈尊院を参詣してから行くといいです。
国道370号線のストリートビュー画像
九度山町付近は道幅も広く余裕で対向できますが、上っていくにつれて道が狭くなる場所が増えてきます。
それでも、対向車がきても交わすことはできるので安心して運転はできます。
しかし、こちらもカーブが多いので運転には十分に注意して下さい。
橋本市から国道371号のルート
国道表記になっていますが車線のない狭いところが頻繁にあります。
場所によっては対向するのさえ困難な所もあるので避けた方が懸命です。
国道371号線のストリートビュー画像
※国道371号線は、このような道が頻繁にあるので対向車が来たら本当に冷や汗モノです(・_・;)
まとめ
山間部を通る道はカーブが多かったり、狭い所もあったりするので運転には十分に気を付けて下さい。
特に冬のシーズンにはスタットレスやタイヤチェーンなどの装備がないと通行できない区間も出てきます。
国道371号線は混雑しなさそうなので通ってみたくなりますが絶対におすすめできません。
高野山の宿坊を中心にサイトを作っている最中です、よろしければこちらのサイトも見てやって下さい。