高野山奥の院には弘法大師が今も生きて冥想をされていると言われる御廟があります。
その弘法大師御廟に行くには2つの参道を通るルートがあります。
一つは一つ橋から奥の院までの2kmにおよぶ表参道。
もう一つは中の橋駐車場のすぐ前から行ける参道です。
一つ橋から行くと織田信長や豊臣秀吉、明智光秀などなど歴史で名を轟かせた戦国武将や著名人をはじめとした数々のお墓や供養塔などを見ることができます。
中の橋からでも有名な会社の石碑や供養塔などを見ながら奥の院まで行けます。
さて、かの有名な武将のお墓を見ながら奥の院まで行くには一つ橋からですが、すぐ前にある一つ橋案内所に有料駐車場があります。
車で行くにはものすごく近くて良いのですが、残念なことに9台ほどしかスペースがなく駐車代もそこそこ必要になります。
そこで車で行かれる方におすすめできる奥の院参拝ルートがあるので紹介します。
なお、車で奥の院に行く方を想定して紹介しているので歩きの方は無理にこのようにしなくていいですよ。
車での奥の院参拝ルート
まず、車は一の橋駐車場ではなく中の橋駐車場に停めます。
ここからは路線バスのバス停がすぐ近くにあるのでそれに乗り、奥の院口か一の橋口で下車します。(バスで3分、歩いても15分ほどで着きます。)
なぜ、中の橋の駐車場をすすめるかというと土日祝日など混雑時期でも比較的駐車が可能だからです。
バス停を降りるとすぐに表参道に行けるので、あとは高野山御廟までの参道をゆっくりと歩いて見て回りましょう。
その前に、先程の一の橋案内所で「高野山奥の院の墓碑をたずねて」という地図を買って下さいね、100円だし参道周辺の見どころが詳細に書かれています。
出典:いっちゃん2015さん
出典:いっちゃん2015さん
途中、参道から離れて見るところなど、足元の悪いスポットもあるので女性の方は歩きやすい靴をおすすめします。
さて、20万基を超えると言われている有名な武将のお墓やお地蔵様、供養塔などを見ながら進むと途中で中の橋にあたります。
ここは、もう一つの参道である中の橋からも合流できるようになっています。(合流できるところはいくつかあります。)
大きな杉や檜などの大木に囲まれてひんやりとした空気に包まれた参道はまさに聖域にふさわしい場所です。
中の橋を過ぎると御廟橋が見えてくるのですが、ここから先は弘法大師の霊域になるので写真撮影は禁止です。
また、この橋の手前ではお大師様に合掌一礼をしてから御廟に進むようにして下さい。
御廟での参拝がすんだら帰りは中の橋の参道を通って駐車場まで戻ります。
こちらの参道には皆さんがご存知のキリンビールやシャープ、日本シロアリなどなど有名企業の石碑があります。
こちらは比較的新しく建てられたものでその形も様々、中でも一際目を引くのが新明和工業のロケットでしょう。
出典:トリップアドバイザー
奥の院への正式な参拝は一の橋からなのでここから参拝するのが良いのですが、中には2kmもの参道を歩けない方がいるかもしれません。
そんな時には無理をせずに中の橋の参道からお参りしましょう。
最後に、奥の院のエリアマップを載せておきますのでダウンロードして参考にして下さいね。